かのアンリ・ジャイエ翁とも並び称される伝説の醸造家アンドレ・ポルシュレ氏は、「オスピス・ド・ボーヌ」の醸造長(1976〜1988年)、「ドメーヌ・ルロワ」の醸造長(1988〜1993年)、再び「オスピス・ド・ボーヌ」の醸造長(1994〜1999年)を歴任し、氏が手がけたオスピス・ド・ボーヌは、多くのネゴシアンが(オスピス・ド・ボーヌであることを伏せ、自社が造ったものとして)通常の自社ラベルで販売したという逸話が今に伝えられています。
現在、ポルシュレさんの孫娘カタルディーナ女史が醸造長を務めておりますが、80歳近くになる、ポルシュレさんは、今も毎日欠かさずドメーヌに来て、普通にトラクターで畑仕事をしているそうです!何しろ目の中に入れても痛くない孫娘ですので、栽培・醸造におけるあらゆる「秘奥義」が、惜しみなく彼女に伝授されています。
信頼のおける輸入元が、この2014年ヴィンテージより日本独占輸入を開始されたとのことで、早速ご案内させていただきます。
今現在、じわじわと話題になってきておりますが、まだまだ他の生産者に比べ、価格は抑えられておりますので、今まさに注目すべきヴィニュロンです。
ヴォルネイ村内の区画「Les Longbois」より。
0.19ha。
粘土石灰質土壌。
樹齢30〜35年。
木製発酵槽で発酵後、新樽率10%で18ヶ月間熟成。
生産本数は僅か1500本。
上のクラスは熟成させて開花するタイプですがブルゴーニュ・ルージュはリリース直後から美味しくいただけます。
12度から14度でお飲みになることをお勧めします。
Monthelie Douhairet Porcheret / モンテリー・ドゥエレ・ポルシュレモンテリー=ドゥエレ家は、300年間以上に及ぶワイン造りの歴史を誇る、モンテリー随一の名家です。
中興の祖として現在のドメーヌの礎を築いた3代目当主アルマンド・ドゥエレ女史は、生涯独身を貫いた後の1989年、かのアンリ・ジャイエ翁とも並び称される伝説の醸造家、アンドレ・ポルシュレ(写真右)を養子に迎え入れることを決断、ここに、「ドメーヌ・モンテリー・ドゥエレ・ポルシュレ」が誕生しました。
ポルシュレ氏は、「オスピス・ド・ボーヌ」の醸造長(1976〜1988年)、「ドメーヌ・ルロワ」の醸造長(1988〜1993年)、再び「オスピス・ド・ボーヌ」の醸造長(1994〜1999年)を歴任し、氏が手がけたオスピス・ド・ボーヌは、多くのネゴシアンが(オスピス・ド・ボーヌであることを伏せ、自社が造ったものとして)通常の自社ラベルで販売したという逸話が今に伝えられています。
氏は並行して、自身のドメーヌ「モンテリー・ドゥエレ・ポルシュレ」にて後継者の育成に心血を注ぎ、1989年から2005年まで醸造長を務めたフランシス・ルショーヴ、及び2004年に4代目当主としてドメーヌを正式継承した自身の孫娘、カタルディーナ・リポ(写真左)の2人が、ポルシュレ氏の秘技を授かる幸運に恵まれました。
(尚、氏は1937年生まれで、今もご健在です。
カタルディーナがすべての秘技を自家薬篭中のものとした2014年頃以降は、悠々自適の生活を送っていらっしゃいます)。
祖父からは、栽培・醸造両面におけるあらゆる技法に加え、仕事そのものに対する心構えを教わりました。
そのすべてを胸に刻みながら、誇りを持ってワイン造りを続けてまいります。
年中、畑で、カーヴで、全身全霊を捧げて仕事に打ち込んでおります。
ただひとつのご褒美は、私のワインを飲んでくださった方の笑顔です」(カタルディーナ・リポ)。